人たらし

7th water Lily /くぼきょうへい

7/31

固定サポートメンバーがコロナ陽性になってしまいました。自分と内藤は濃厚接触者にあたる位置にいたと思うので、すぐにPCR検査を受けたところ、2人とも陰性でした。よかったね

 

コロナ関係で今までに出演を断念したイベント、中止になったイベント、どれだけあったんだろうと思い返す。少なく見積もっても10はありそうです。それに対して悔しいとか、関わっている関係者の気持ちにもなれとか、そういう考えにはあまりならない達です。しょうがないからとかではなくて、それ以上のものを次までにやれるようになるための時間をもらったと思っています。でも出会いを逃すことに対してはやるせない気持ちになります。

 

少しずつコロナ制限が緩くなってライブができるようになってから、たくさんのバンドが「ライブができて嬉しい、みんなに会えて嬉しい、生きてる心地がしなかった、ずっと退屈で楽しくなかった、」って言ってて、実は自分はそうじゃないような気がした。だから、「ほんまにそんなこと思ってるんかな?ただmc何話していいんかわからんからそんなこと言うてるんかな?ダサいな。」ってマジで思ってた。コロナ禍になって家で過ごすようになって、一回も心の底から笑わなかったのか?という質問が有れば自分の答えはNOで、自分にとっては「ライブあっての生活」ではなくて、「生活あってのライブ」であって、「音楽あっての生活」だと気づいた。知らない音楽を漁って朝になるアレをほぼ毎日していることを考えれば、自分は自分が思うより音楽が好きらしい。ライブがしたいから音楽を作るのではなくて、音楽を知ってほしいからライブをする。音楽を知ってほしいが1番に考えていることなんだと気づいた。ライブにはライブの良さがあって、そこにコロナの話は持ち込みたくない。持ち込みたくない理由は自分が好きなバンドのライブを観に行く時、その話が聞きたくてライブに足を運んでいる訳じゃないから。コロナ禍であろうとなかろうと、そんなことを忘れるライブを観たいし、そんなライブを自分がしたい。コロナに頼って弱音吐く時間がもったいない。今日も音楽を作るために良い音楽を知りたい。おしまい