人たらし

7th water Lily /くぼきょうへい

10/20

最近よく聞く曲は、クリープハイプの二十九、三十です。いい曲。あと、東京事変の私生活。良い曲です。こういう歌が歌っていることを言葉にするのってめちゃ、難しいとわかるからこそ聴いてしまう。

 

自分がまだバンドマンじゃなかったとき、ライブハウスに行っていた理由ってなんだったのかをようやく思い出せました。いまおれがライブハウスに行く理由は、自分の敵を知るため。純粋にそのバンドを楽しむことができなくなりつつなってました。ある人は「明日の生きる希望」と言うし、他には、、ボーカルがカッコいいとか、曲が好きだからとか、いろんな理由があると思う。そしてそれはあってもいい!楽しみ方はたくさんあった方がいいですよね、

おれはどうだったかな?、、めちゃくちゃ曲が好きでそれを生演奏で聴くためにライブハウスに行っていたなんて、お世辞でも言えない。いつもバンドの本気を見に行ってました。待ち時間にかける気持ちとか、やりきれない人生とか、ボロボロな私生活をそのステージ上でだけは取り戻してもっと良いものにするし、できるようなバンドを必死に見てました。目も離せない、凍りつくような空気感も、入り乱れる感情も汗も、それが見たくて足を運んでた。まじでありえへんけどそれを忘れていました、、、今までごめんなさい。嘘ついてました。ステージ上ですっからかんの気持ちをどうにか対バンの作った空気に便乗してやり過ごそうとか思ってました。やめますほんとに、やりたいことはそうじゃなかった。。バンドを始めた時点でどこまでもわがままな選択だと思っていて、それはできたのに今になってはバンドを見にきてくれるお客さんがどう思いたいか、何が欲しいかとかそんなことばかり考えていました、、もうそんなことはしません、、怖いけど、。俺のやりたいライブを必死にする!そんな当たり前のわがままをする!それが違うなら俺らを見に来ることも辞めればいいとおもいます。そうならないように必死になります。食らいついていく様がバンドはかっこいいんだから〜!!!

 

 

あと、つのさんの作った黄色い花という曲、好きです。歌詞はどこまでも優しいけど、それは綺麗事の優しさじゃなかったんだと思った。頭の中にある黒を黄色に変えることができる強い人なはず。作った本人しかわからないものを隠しているから曲が映える。誰にでも作れそうで誰にも作れない曲にはちゃんとその反対側で何重にも重なった隠し扉があって、それを聞く人が選んで開けれるようになってる。そこにはまた違う人生があったりしますよね。ありきたりに見えてどこにもない曲