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生きる為に働くけど、働く為に生きる、わけではない。働くことがもし自分のやりたいことだったり、誰かの為になったり、自分で居続けることができることだったら、それはそれは楽しいだろうな。全うできるだろうなと思ってバンドをしています。夢を見ることを辞めたくはない。不器用なので「バンドする為に働く」と生きることを疎かにしてしまうと思う。いや、思うではなくてそうなっている。生きることとは、大事な人を、大切な場所を、手放さないことな気がする。それができないとき、引きちぎれる程辛い時があって、こんな自分を何年も続けてはいられない。こんな自分もこれが自分であって、それでも自分を諦めたくはない。もう何も捨てたくないし、捨てられたくない。何度も何回も思っても人は離れていってしまう。何度も何回も考えても、心は移ってしまう。「情けないこの心に生きる理由を与えて」なんて歌う人はもう死んでしまった。死に飛び込めるような器はないけれど、死に飛び込んでった人を思うと、すごく優しいんだろうな、自分と自分以外の誰かの心を持ちきれなくなる程抱えてたんだろうなと尊敬する。自分が可愛いなんて歌う人間ほど、自分以外に感謝しているだろうし、僕はそういう人間が好きだ　おわり